私がキャリアコンサルタントを志した理由

短大卒業後、金融機関に就職して33年が経ちました。
結婚、出産、子育てといったライフイベントを経験しながら、「もっとプライベートを大切にできる働き方がしたい」
そんな想いを、ずっと胸に抱き続けてきました。

仕事も家庭も、どこか中途半端に感じてしまう日々。
夫は単身赴任、私はワンオペ育児で毎日が精一杯。
泣く子どもを保育園に預け、後ろ髪を引かれる思いで会社へ向かう朝
「私は、何のために働いているんだろう…」と涙をこらえる日も、少なくありませんでした。

• 一緒に頑張ってきた仲間たちの存在
• 時短勤務の中でも感じられた仕事のやりがい
• 前向きにキャリアを築く先輩ママたちの姿
• 保育園で笑顔を見せてくれる子どもの姿
• 家族の支え

「なんとかなるかもしれない」そう思える環境が、そこにありました。

やがて私はマネージャーとなり、いつの間にか責任ある立場で日々奮闘するようになっていました。

けれど、生活は大きく変化します。
コロナ禍、夫の病気、親の介護、そして子どもの中学受験塾の突然の倒産……
次々に押し寄せる現実に、心が折れストレスから私自身も体調を壊しました。

そんなとき、悩みを打ち明けたのが、かつてお世話になった恩師です。その方がかけてくれた一言、

この一言が、私と“キャリアコンサルタント”との出会いでした。

当時はコロナ禍、30人以上のメンバーをかかえ、日々1on1面談を行う毎日…。

 • もっと一人ひとりに寄り添いたいという想い
 • 話を聴くことの重み
 • 誰かのそばに“いる”ことの力強さ

そんな想いを胸に忙しい日々の合間を縫って養成講座に通い、2022年国家資格キャリアコンサルタントを取得しました。

そして、自分のキャリアとあらためて向き合ったことで、退職を決意。
・・・・けれど、その前に、最後、社内の公募制度に挑戦してみよう・・・・

今は同じ金融機関の企業内キャリアコンサルタントとして新たなキャリアを歩みながら未来の自分へ向かっています。